もぎかご 小

¥7,950

ふち周りの径/約26~27cm x 約19~20cm  高さ 約12~14cm
持ち手を含む高さ/ 約26~30cm

長野の根曲竹を使った小さいだ円型の手つきかごです。
もぎかごと呼ばれ、りんごもぎかごを小さくしたものです。
りんごもぎかごは、出荷用にかご一杯に積めば一箱分になるような便利な品だったそうです。
可愛らしい品ですね。
もぎかごもいろいろなタイプを作っていらっしゃるのですが、以前より作っている手が2本でしっかりしているものをお願いいたしました。

本体は二本取りで六角編みに。
上部のフチは半本を割って内側に竹を入れ込みかがります。
持ち手は竹二本。先は削って折り返しかがります。これだけ曲げても切れないのは粘り気なのでしょうか。
赤い色の根曲竹は、こちらも地域でとった竹にぐさ(竹に似ているという意)の木の幹を煮て鉄分を加えるとこの色が出るそうで、根曲竹をこの色で煮るのだそうです。
色もその時々で違いますが、良い色合いです。
どの品もそうですが、素朴な中にも知恵と技がつまっています。

もぎかごも入れるものは問いません。
布などひいて食器を入れてもいいでしょう。
物入れとしてもとても便利ですし、持ち運びするようなものにもいいのかな。
DVD、CD、葉書などの整理にもよいですし、お菓子やお茶の袋類。調味料などの小瓶入。野菜の保管に。
石鹸や薬入れ。などなど。
布製品もよさそうですが、ひっかかりがないわけではないので、繊細なものやニット系のものは布をひくといいと思います。
花器を入れてかざったり、ドライフラワーでもよさそうです。
下げておくこともできますので、いい場所があればぜひ!

この辺りで竹細工といえば、根曲竹細工を指すそうです。
雪の重みで真竹は耐えられないのだそう。
志賀高原の根曲竹はまずは春先に特産でもある食用の根曲竹を採ってから、あとで竹細工用のものを採るのだそうです。
粘り気があり強い。竹細工を作っていて、素材として”かわいい”のだとか。
作り手の方がそんな風におっしゃるのを初めて聞きました!
素材に対しても愛着があるのですね。
根曲竹も使い込むうちにだんだんと黄色みが増して飴色になっていきます。
独特のツヤも出て、またいい感じです。
変化をぜひお楽しみいただけたらと思います。

根曲竹細工には、節や黒ずみのあるところがございます。
また割れや細くなっているところなどもございます。
竹の色は変わっていきますので、写真の色と異なる場合もございます。
編む場所により、ねかした竹を使ったりします。
また作り手により多少編み方など違ってまいります。
ご希望がございましたら、遠慮なくお問い合わせ下さいませ。

ご使用中は、風通しの良い場所が好ましいです。
特に長期の保管には湿気の少ない風通しの良いところがオススメです。また箱や紙などにはあまり包まない方が良いかと思います。
軽く洗ったりした際には、吊るすなどしてよく乾かしていただくと良いでしょう。
日々お使いでしたらそれほど気になさることはないかと思います。

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