ティウブル (与那国)
¥1,850
長さ 約31~32cm
合の一番長い横幅 約10~11cm
高さ 約6cm
泉などで水を汲み上げるのに使われていた、柄杓(ひしゃく)です。
ヤシの葉の一種であるビロウ。クバと呼ばれる葉でつくられています。
芯に竹を使いさらに強いものもありますが、こちらは芯もクバの葉でつくられているもの。
こちらもしっかりしています。
ウブルづくりと基本的には同じですので、詳しくはウブルを読んで下さいね~!
クバは与那国島では自生林があるなど豊富であり、お土産としても人気があるクバ笠やクバオージ(クバ扇)など民具づくりが今も残りました。与那国島でつくられる花酒(強い泡盛)の覆いにクバの葉が使われていて、そちらにもよい葉が使われています。
ティウブルは、今では泡盛などをカメからグラスに移す際など便利であったり、茶道の手水の柄杓かわりに使われる方もいらっしゃるとのことです。
ティウブルは与那国島での呼び方です。
西表島ではイモル(イモール)だそうです。ずいぶん違いますね!
また、「沖縄の民具」上江洲 圴著という本を参考にしているのですが、
竹富島ではクバヌパヌフダイと呼ばれていたそうです。こちらもずいぶん違いますね。
この本によると、八重山ではクワズイモでつくったものがある、、、とあり、他の民具もそうですが、材料が違うものでも用途があえば道具として呼び方は同じなのかも、と思います。
ティウブルも同様に、かなり張りがありますので葉の形に添って部分で裂けやすいので、ご注意ください。
水を汲むための用途として使われていたとはいえ、水が全く漏れないということではなく…多分ですけれど!漏れながら汲んでいたということだと思います。
所々小さな裂け目はあると思って頂いた方がよいと思います。
作り手の方により編み方や作り方が違います。違いをみるのも楽しいです。
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