(ガイジル)(石垣島)
¥19,200
幅 約20~22cm 高さ 約21~19cm
口の広さ 約14cm
カヤとクージ(とうつるもどき)を使った蓋物です。
カヤやすすきをクージなどで巻いて作る品々は、沖縄本島より宮古や八重山でよく使われていたようです。
こちらも形や大きさなど色々あったようです。
通気性があり湿気がこもりにくく虫などの混入を防ぐことができる入れ物として、保管に適し大切なものを入れるものに多く使われていたようです。
厚みがありしっかりとした作りで、確かに中はヒンヤリとしています。
大きなものは穀物入れに、小さなものは種子や糸入れ等々。
ガイジルとしましたが名前ははっきりしません。
種子を畑にまく際に使用していたひも付きのものもとても大切なものでガイジンナーと呼ばれています。
カヤも少しずつ採りにくくなってきているとか。
田畑の区切りにもよく使われていたそうですが変わってきているそう。
蓋と底の中央に使っている木片は、割れにくく腐りにくく殺菌作用のある今回は桐科の木を使用しているそうです。
カヤを巻くこの作り方はどうしても中央に小さな穴ができてしまうので、外気やわずかな侵入を防ぐためこうしているのではないかとのことでした。木片に作り手のサインがありました。
父親がガイジンナーで種まきをしていたとのことで、思い入れがある様子でした。
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